大きい固有名詞の興醒め感

どの本とは言わないけど、「再生可能エネルギー」と「地域」(地方創生)というキーワードで語られた書物が、、面白くない。。

 

大学の研究論文の延長線上にあるものとかなんだろうか仕方がないとは思うんだけど、なんかこう、、ワクワクしない。。

 

こんな話の持って行き方もなんか興醒めしちゃう。

再生可能エネルギーを地域で活用することが社会変革の一歩となる!」

 

かれこれ10年以上前になりますか。私が大学にいた頃は、素朴に「社会を変える」ことへの憧憬があって、学生運動にもシンパシーを感じるままに大人が作る社会なんてぶっ壊してやる!とか思ってたけど。

社会に出てビジネスに携わるようになって、社会は極めて複雑かつ高度なシステムだし、一朝一夕で変わるもんでもないし、ぶっ壊すみたいな革命的アクションなんてほとんど現実味がなくて地に足のついた自分が変わり目の前のことを少しずつ変えていくような行動こそが本当に社会をより良くする方法だということも分かってきた。

 

だから「社会変革」みたいな大きめの固有名詞に触れると、じゃ具体的に社会を変えるって何なんだよどういうシナリオで変わっていくんだよそこに生きる人はどんな風に生き方や暮らし方が変化していくんだよてかすぐ社会変革とか言い出すのってセカイ系的なそれでしかないぞ、みたいな言葉が去来して、冷めてしまうのであります。

 

何でも斜に構える、嫌な方向に向けて年を取ってしまったのでしょうか、、。

 

私としては、「再生可能エネルギー」と「地域」の重要性を感じているので、それらのテーマの本を読んで「面白くない」という感想を持つこと自体が残念と思っているタイプの人間です。

もっとわくわくするものであってほしい、未来が拓かれる感じのものであってほしい、と勝手に期待を寄せているのです。

 

もちろんわくわくする感じで情報発信されているところもあって。

 

たとえば西粟倉村を中心に大活躍の牧大介さんが仕掛けている

「エーゼロ株式会社」。

 

www.a-zero.co.jp

「人や自然の本来の価値を引き出し、地域経済の循環を下支えしていきたい」とものすごく地に足がついてる感じ。だから人も集まってきているんでしょう。

 

情報発信がうまいといえば自然電力。おしゃれこの上ない。

shizendenryoku.jp

企業理念と事業、CSRブランディングマーケティング

全て一本芯が通っている感じがいたします。魅力的。

 

結局のところ、再生可能エネルギーが地域にどれだけ良い影響を及ぼすのか、

きちんと研究した上で普通に興味が湧く感じで発信することはできないものかな。。

地域しぼってやってみっか、、。