地域のエネルギー活用事例(を探しています、シュタットベルケなど)
新聞の社説なんかではよく、
①扱う物事のアウトラインを説明し、
②その問題点を整理し、
③主語が謎のあるべき論を展開、
という構成にお目にかかる。
(荻上チキさんもラジオで似たようなことおっしゃっていたような。。?ちがってたらごめんなさい)
「冷やしそうめんは夏のお昼ご飯の定番メニューである。
しかし、夏バテで献立を工夫する元気が出ないため毎日毎日そうめんになりがちである。
夏バテだからこそ、栄養バランスを意識した献立にすることで、冷やしそうめんループから脱却すべきである。(そうして夏バテを乗り切りたい。(謎の理想論))」
的なことである。
つまり、③のあるべき論が「冷やしそうめんループからの脱却」です。
この「③あるべき論」、文章としてはまとまりが良い感じがするし、
何かこっちも良い薬を飲んだような気がして「む」という感じではあるが、
結局のところ夏バテに効く献立を考えるのは自分な訳で、苦労するのに変わりない。
栄養バランスって何だよ!じゃ何作ればいいか一緒に考えてくれよ!!
・・・などということをなぜ突然言い出したかというと。
今、私は、
「コミュニティとか自治体とか地域とかで経済が循環していて、
なおかつエネルギーもその中で回っているところ」
に興味がありまして。
「シュタットベルケ 自治体」とかになるわけです。
(シュタットベルケは「ドイツにおいて、電気、ガス、水道、交通などの公共インフラを整備・運営する自治体所有の公益企業(公社)」のこと!詳しくは下をごらんください〜)
でもまぁせいぜい数十分探したくらいでは深い情報は手に入らず、
なおかつシュタットベルケはまだ日本で実践例が少ないということもあって、
「〜日本での浸透に期待したい。」「地域活性化のカギに〜」的なまとめの
記事をいくつか見かけたので、あぁ、「③あるべき論」だなぁ、とふと思ったわけです。
(そもそももっと丁寧に探せばいいのではという話)
そんななかであるべき論に止まらない、おおっ!!!
と思った記事をメモも兼ねてまとめておきます〜。
「地域エネルギービジネスをベースとしたソーシャルビジネス」って文字だけ見るとソトコト的な切り口ですね。儲かっている電気事業の収益を、必要とされているけども赤字の交通事業に回す、ってなんか「選択と集中」が好きの人には許せなさそうな構造ですが、ソーシャルビジネスだから正しいんですね。
「地域の稼ぎ(地域経済付加価値)」=「地域内企業の純利益」+「地域内居住従業員の可処分所得」+「地方税」 で計算すると。さらに、「「地域による出資」と「業務の内製化による地域在住従業員の雇用」が地域の稼ぎのためには大切だ」とも。
資本は地域であるべきなんですね。上場企業的に言えばROE(自己資本利益率)を高め、外注に頼りすぎず自前の人的資本を駆使するということでしょうか。
調べてく中で、みやまスマートエネルギーさんなんかは詳しく見てみる必要がありそうです。今度やります。
夢物語この上ないですが、
太陽光や風力やバイオマスで電力や熱を供給して、
しかも電気自動車が走ってるから化石燃料はほとんど必要なくて、
地域内で還流する通貨があって、農的営みもさかんで地域内自給率が高くて、
外からの移住者がたくさんいて町には活気があって、
出ていくお金が少ない分、地域内の社会福祉が充実してる。。
環境・社会・経済の側面からみて持続可能性の高いコミュニティが
理想なんじゃないのかと。。思っています。
結局最後に自分が、③主体が謎のあるべき論 を言うことになる始末。。
いやはや。自分で知識を得て、自分で知恵を絞りたいと思いますです。